プログラム ファイルの例と中身


プログラムファイルの例を以下に示します。

以下赤文字の範囲をコピーしてテキストエディタに貼りつけ、.prgという拡張子をつけて任意のディレクトリに保存してください。
このプログラムを実行すると、寸法と左下基点座標を入力するように求められ、その入力に従って四角形を画面に描画します。

 
$

$開始メッセージです。

#MSG(四角形を書きます。)

$

$一行入力の可能なダイアログボックスを開いて変数を入力可能にします。

$

#ASK(A,横の長さを入力してください:)

#ASK(B,縦の長さを入力してください:)

#ASK(C,基点のX座標を入力してください:)

#ASK(D,基点のY座標を入力してください:)

$

$変数EとFを定義します。

$変数Eは第二点のX座標で

$変数Fは第二点のY座標です。

#DEF(E,!A+!C)

#DEF(F,!B+!D)

$矩形コマンドを使用して四角形を書きます。

$ジオメトリ(E)カーブ ? ライン(L)矩形(R)]

{ELR}<A-X>!C<A-Y>!D<OK><A-X>!E<A-Y>!F<OK>

$

$全体が画面いっぱいになるように表示します。

$

$ ビュー(V) オートスケール(A) 部分(V)

{VAV}

$

$終了メッセージです。

#MSG(四角形ができました。)

$ ファイル(F) プログラム(M) 記録終了(S)

以上のプログラムファイルに関して簡単に説明します。


プログラムファイル固有のコマンド

  #ASK、#MSG,#DEFなど、#で始まるものは、プログラムファイルのコマンドです。このコマンドはそれぞれ、変数入力、メッセージ表示、変数定義です。詳細は『活用ガイド』 「9.2.3 プログラム ファイル コマンド」をご参照ください。


キーストローク コマンド

 
たとえば、

$ジオメトリ(E)カーブ ? ライン(L)矩形(R)]

{ELR}<A-X>!C<A-Y>!D<OK><A-X>!E<A-Y>!F<OK>

{ELR}はコマンドのショートカット[ジオメトリ(E)]-[カーブ ? ライン(L)]-[矩形(R)]をつなげたものです。FEMAPのメニューのほとんどにはこのようなショートカットキーが設定されていて、単にその文字を列挙する事で一つのコマンドを構成します。

また、<A-X>は、<>が一つのショートカットキーを意味し、頭A-はAltキーを意味します。従って、これは[Alt]+[X]を押したのと同じです。

!C,!D,!E,!Fなど!で始まる文字列はそれが変数であることを示します。

<OK>はダイアログ上のOKボタンを押したのと同じです。

提携業務などを自動化する場合、プログラムファイルはとりつきやすく、また、非常に便利です。

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