FEMAPのダイアログの中によく [メソッド] というボタンがあります。これはどのようなときに使うのですか?
入力方法を切り替えに使用します。

FEMAPのダイアログ ボックスには、「FEMAP標準ダイアログ」と呼んでいるいくつかの標準的なダイアログがあります。代表的なものに[座標定義]ダイアログ、[ベクトル定義]ダイアログ、[平面定義]ダイアログがあります。

これらダイアログは、<メソッド>ボタンで入力方法を変更できるようになっています。

[FEMAP標準]ダイアログのすべてのメソッドの詳細については『操作ガイド』(または『ユーザーズ・ガイド』)に譲り、ここでは[座標定義]ダイアログを例に、いくつかのメソッドをご紹介します。

1) [位置]メソッド: [座標定義 (位置)]ダイアログ
  [座標定義]ダイアログの最も基本的なメソッドは「位置メソッド」です。FEMAP起動直後の[座標定義]ダイアログは必ずこのメソッドになっています。このメソッドは[座標系]リストボックスに選択した座標系による座標(3成分)で3次元空間での位置を指定できます。
2) [位置−ワークプレーン上]メソッド: [座標定義 (位置−ワークプレーン上)]ダイアログ
  このメソッドはワークプレーン上の2次元空間での位置を指定できます。ソリッド表面のサーフェイス(平面)上の座標を指定したいとき、ワークプレーンをそのサーフェイス上に移動すると、作業が楽になります。サーフェイスやソリッドを作成するためのスケッチコマンドを実行しているときは、座標定義のメソッドが自動的にこの「位置−ワークプレーン上」に切り替わります。
3) [ビトウィーン]メソッド: [座標定義 (ビトウィーン)]ダイアログ
  このメソッドは2点間を結ぶ直線上の任意の座標を指定するのに大変便利です。[% ポイント1から]ボックスには始点(ポイント1)側からの距離の比率(パーセント)を入力します。50%ならちょうど中間、25%ならポイント1側の1/4の位置になります。ポイント1と2の指定にはFEMAP[クイック アクセス]メニュー(マウス右ボタンで表示されるポップアップ メニュー)の[ポイント スナップ]や[ノード スナップ]を利用すると既存のポイント/ノードの座標を簡単に参照できるので大変効率的です。



4) [カーブに沿って]メソッド: [座標定義 (カーブに沿って)]ダイアログ
   [カーブに沿った長さ]メソッド: [座標定義 (カーブに沿った長さ)]ダイアログ

  この2つのメソッドはカーブ上の座標を指定するときに便利です。[カーブに沿って]メソッドは位置を“%”で指定します([ビトウィーン]メソッドと同じ考え方)。[カーブに沿った長さ]メソッドは位置を“長さ”で指定します。[終端近傍点]には“%”または“長さ”の指定が、2つあるカーブ端点(始点、終点)のどちら側からのものかを指定するためのもので、カーブ端点の近くの座標を指定します。





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