FEMAPを使っていると、エンティティ(Entity)というものが様々なところで出てきますが、意味がよくわかりません。エンティティとは何でしょうか?
エンティティ = 実在(物)
エンティティ(Entity)を英和辞書で引くと「実在(物)」などとあります。FEMAP上では“定義、作成できるもの=エンティティ”と考えていただければよろしいかと思います。

FEMAPを使い始めてスクリーン上で直ぐに目にすることのできるカーブ、サーフェイス、ソリッド、ノード、エレメントなどはエンティティの代表的なものです。これらはスクリーン上にシンボル(目に見える形、印)として表示されるので、実在物として感覚的に違和感はないと思います。
一方、FEMAPのエンティティにはシンボルとして表示されない(シンボルがない)ものもあります。FEMAPでは3次元空間内での形の有無に関わらず、特性や条件もエンティティとして扱います。有限要素法で扱うマテリアル(材料特性)、プロパティ(部材特性)がその代表的なものです。


FEMAPのエンティティには次のものがあります:
[ジオメトリ エンティティ]
名前 備考
ポイント  
カーブ ライン,アーク,サークル,スプライン
サーフェイス サーフェイス(標準/拡張),バウンダリ サーフェイス
ボリューム  
ソリッド  
[アナリシス エンティティ]
名前 備考
ノード(節点) 形状データ
エレメント(要素)
マテリアル(材料特性) 特性データ
プロパティ(部材特性)
荷重 境界条件データ
拘束
座標系 一部のジオメトリ エンティティ(ポイントなど)からも参照されます。
次のものは、エンティティの表示方法、分類などに利用するものでエンティティとしては扱いません:
  ●ワークプレーン (作業平面)
●グループ
●レイヤ (画層)
●ビュー (表示)
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